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地獄だった日々と地続きの未来

7月の闇は深く、序盤中盤は外出先でパニック発作を起こしてJRの駅員室で寝込んだりしていた。


落ち着いてきた後半は毎日自分の考えていることをレコーダーアプリに吹き込んでいた。


私は死にたいと思っている、なんでかっていうと人生がうまくいかないから、友達みんなに嫉妬して人と比べてしまう、人と比べないことができたらいいのに、私は私の道を行きたい、私は私の道をいく、私は自分を愛していない、どうすればいいのかわからない、どうやってこの状況を抜け出せればいいのかわからない、生活保護はいやだ、でも生活保護は親から離れるために必要なことだった、でも私のせいじゃない、私のせいじゃない、なんで私のせいじゃないのにこの状況に陥っているのかがわからない、すごく理不尽だと思う、私はどうすればいいのかわからない、私はもっと強くならなければいけないと思う、もう昔を振り返ることはしたくない、未来の形を変えていくことをしたい、人のことを気にしすぎるのも嫌だ、貧乏がいやだ、疲れた、自分の容姿がどんどん劣化していくのがわかって、シミとか、どうせ綺麗を保つことができるのは金持ちだって気持ちがすごくある、人並みになりたい、人並みって何、普通って何、なんで26歳になってまでこんなこと言ってるのかな、家族と仲がよかった時代に戻りたい、もう何もしたくない、寝ていたい、疲れた、すごく一人暮らしが寂しい、私がもっと頑張らなければいけない、私はもっと治療というものに向き合わないと


とまあ、こんな調子でほぼ原文ママ、書き起こししてみた。


本音だけども、なんて生産性のないことを言っているんだと呆れてきて、毎日これを繰り返していたら、段々自分の言っている内容のリピート率にげんなりしてきた。


客観性を取り戻すのに、自分の吹き込んだ声を聞いて分析してみるのは本当によかった。


私のせいじゃない、私のせいじゃない、なんで私がこうなっているのかわからない、というのはマジでそうで、だからこそ考えても意味がないのだ。変えられないから。


変えられるところを徐々に変えていくしか、地獄だった日々と地続きの未来は変えられない。ある意味あっけなく闇抜けしたが、たぶんこれは諦めにちょっと近い感情なんだと思う。


毎日のルーティーンや読む本のジャンルを変えてみるとか、ちゃんと毎日お風呂に入るとか、ダイエット頑張るとか、英語の勉強を継続してみるとか、栄養バランス考えた料理を作るとか。


そういう地味なことの積み重ねで私は変わっていくんだろう。



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